小規模企業共済制度の改正について
(小規模企業共済制度とは)
小規模企業の個人事業主または会社等の役員の方が廃業や退職された場合、
その後の生活の安定あるいは事業の再建などのための資金を準備しておく
「事業主の退職金制度」といえるものです。
(制度改正の背景等について)
・平成2〜3年頃から急激に金利が低下し、資産運用環境の厳しさが増し
ている。
・このままでは、将来的に共済制度の長期的安定性の確保に懸念が生じる
可能性がある。
・そこで、このような事態を回避し、本制度を安定的にかつ健全な共済制
度として末永く運営していくため、今回の制度改正となったもの。
(主な改正内容)
@共済金等の額の変更(平成16年4月から)
共済制度の長期的な安定性を確保するため、予定利率が変更(現行2.5%
から1%へ)されることにより、基本共済金の額が引き下げられます。
A分割共済金の支給率の変更(平成16年4月から)
共済金の分割支給の請求をする場合は、1回あたりの分割共済金額を算定
するための率が引き下げられます。
B契約者貸付制度の創設・拡充(平成16年4月から)
・緊急経営安定貸付制度(仮称)の創設
・既存貸付限度額の引き上げ
・全ての貸付制度の貸付利率の引き下げ
(留意点)
◎既に加入されている方々の平成16年3月までの積立分は現行の利率が保証
されています。
◎掛金の全額所得控除は従来どおり可能です。
◎制度改正後も事業主にとってメリットの多い制度であることには、変わりあ
りません。
小規模企業共済制度に関する加入申込・お問い合わせは・・・
池田商工会議所中小企業相談所まで
TEL 072-751-3344 e-mail:soudansho@ikedacci.or.jp
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